2014年度はReefer Containerの伸びに注目か? | コンテナ市況レポート | 2014年2月号

2月7日(金)夜8時(日本時間8日1時)ロシアのソチで史上最多となる87か国と地域から約2900人の人が参加する第22回冬季オリンピックが始まった。開会式が興味深い。開催都市が開会式の工夫を凝らしている。開会式にそのオリンピックの特徴が表れている。日本が5時間早い時差のため、現地の競技が夕方、夜となると、実況中継を見ると寝不足にならざるを得ない。また、どうしても自国の選手の応援に力が入ってしまう。メダルを期待されている人が期待通りメダルを取ることがいかに難しいかわかる。オリンピックは国の代表という意識が働くためか、かなりタフな精神を要求される。 それに競技時に自分のコンデションを最高に持っていくのは至難の業である。心技体を極め、自分でコントロールできないものを自分の味方にする能力が必要である。運というか流れというか?それを知ることも重要である。

一方9日(日)に東京都知事選挙が行われた。但し、前日の午後から降り出した雪は選挙日の9日(日)に東京で45年ぶりとなる27センチの積雪を記録した。その大雪の中の投票とソチオリンピックの所為(?)で投票率は46.14%となり、前回の62.60%に比べかなり低調となった。大雪とソチオリンピックが無党派層に与えた影響は大きい?東京都の年間予算は13兆円、職員数16万人、都内総生産金額は92兆4000億円で、世界のGDPランキングでいえば、スペインとメキシコの間で世界14位にあたる。 韓国GDPを上回る。であるが故に東京都知事の魅力は大きい。元首相の細川氏が立候補し、人気を集めた小泉元首相が細川氏を応援したが都民意識を読み取れなかった。自民党に一度見切りを付けた舛添氏が自民党の支持を得て都民1000万人有権者の211万票を集め圧勝で終わった。時代、物事には流れ、勢いの慣性があり、その中で自分が関わっている流れのベクトルの方向を正しく理解すること必要である。

日本の経常黒字の減少が止まらない。2013年の経常黒字が3兆3061億円で、前年比31.5%減とのこと。その原因のほとんどが円安による燃料輸入増加。原子力発電所の停止のしわ寄せがきている。日本国内で国債を消費できない事態になると金利上昇に繋がり日本国の信用が危うくなると一大事である。日本経済の立て直しのために原子力発電所の再稼働は致し方無いことか?但し、早急に代替自然エネルギーを取り込み日本国の力のベクトルを正しい方向に安倍首相に軌道修正してほしい。

中国は、1月31日(金)に始まった旧正月が2月7日に明けた。今年は昨年より約5.8%増えた延べ36億2000万人の民族大移動を予測。コンテナメーカ―は2月いっぱいまで工場を止めるようである。1月に北米が70年振りの寒波襲来に見舞われている。製造業が集まる中西部、南部にその影響がでている。そうすると北米からのコンテナのアジア回送に支障をきたす。船会社はその分アジアで手当てする必要が出てくる。天候の不確定要因がコンテナ需要を喚起する例である。また荷主は3月からの運賃値上げを避けるために旧正月前に輸出を急いだ面もある。船会社は必要本数をリース会社から長期リースで確保に動いた。その結果、旧正月前の駆け込み輸出が工場在庫を減らした。一方、リース会社は春先からの需要を当て込んで積極的に見込み発注をしたので現在の工場残は50万teuの水準に戻っているようである。3月の新造コンテナの価格は$2300 per 20fまで価格が上がっているようである。

新造コンテナを手当てできなかった船会社は、北中国の20f、南の40fHCの需要についてはデポコンテナをMLAで確保した。一方、それ以外のアジア地域ではかなりのコンテナがダブついている。デポ在庫の大部分が古いため、年齢指定(5年以下?)で若いコンテナを手当てする傾向が見受けられる。リース会社は船会社にMLA供給の重要性を再認識してもらうために、所有フリートの若返りを計り、世界的にコンテナ返却を受けるサービスの充実を図りMLAの存在価値を高める努力をする必要がある。MLA供給はもともとリース会社にとってリスクの高いサービスであるので、それに見合うリターンを得る努力をすべきである。その時期が遠からず来るはずである。そのためにもリース会社はコンテナが海流の流れのように各地域のコンテナの流れを適格に掴み、コンテナの淀みの解決を図るために最も経済的な方法を見つけ出す努力をすべきである。

最後に昨年2013年のDry Container製造本数は2.5 Million teu、2012年に比べ4.0%ダウン。2007年以降は年平均2.5 Million teu(2009年を除く)であるので平年並みである。2013年のReefer Containerは206,000teu, 2012年比、7.2%ダウンであった。Reefer Containerも2007年以降大体年平均200,000teuで推移しているので平年並みと言える。今年は船会社の新造コンテナ船の投入が過去最高となるため、船会社、リース会社は昨年並みか、それを上回る新造コンテナの発注をすることが予想される。とくにReefer Containerの伸びが大きいと見る。

株式会社EFインターナショナル
中尾 治美


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