Reefer Container Precautions 取扱のコツ

取扱のコツ

Points to Note

冷凍コンテナ お取り扱い時の注意点

冷蔵・冷凍コンテナ(リーファーコンテナ)は、安全に長くご利用頂くために、冷凍機の「取扱説明書」を良くお読みの上、正しくご使用下さい。

対象機種

冷凍機メーカーTHERMO KING社
対象機種MAGNUM PLUS (+30℃~-40℃)
CFF (+30℃~-40℃)
SUPERFREEZER (-10℃~-60℃)

積込み前に、積荷とコンテナの予冷を

積荷の予冷

積荷を予冷しておくことは非常に重要です。
冷凍コンテナは、積込んだ際の貨物の品温を「維持」する装置です。
設定温度と温度差のある積荷を入庫すると設定温度到達までに時間を要し、積荷の品質劣化にも繋がりますのでご注意下さい。

コンテナの予冷

冷凍コンテナ自体も予冷しておくとより効果的です。
ただし、青空バンニングの場合は外気が流入し、冷凍機霜付の原因になる為、推奨致しません。

積付方法は、冷気循環を阻害しないように

冷気の流れ

冷凍機の下から吹出し、Tレールを通りドア側へ流れ、天井に沿って冷凍機側の上部に戻ります。

冷気の流れ

コンテナ内の壁面上部にレッドラインがあります。
これより上には積荷を積まないで下さい。冷気の戻り道が阻害されます。

冷気の流れ

床全体を塞ぐように、ブロック状に一塊で積載して下さい。途中に空間があると冷気が戻り(ショートサーキット)、庫内全体が均一温度に保たれません。

●ドア開閉回数・時間を最低限に抑えることで、設定温度が維持され易く、消費電力も抑えることができます。

霜取り(デフロスト)

●冷凍機がA,Bにより自動で行いますが、霜が酷い時はCを手動で行って下さい。いずれも、霜取り終了後は自動で運転開始します。
(TK社製冷凍機の場合)

 A) デマンドデフロスト:一定の条件を満たし冷凍機が必要と判断した時に、自動で入ります
 B) タイムデフロスト:タイマーで設定されている時間ごとに、自動で入ります
 C) マニュアルデフロスト:コントローラのデフロストのキーパッドを手動で押し実行します

※冷凍機のメーカー、機種による異なる場合があります。詳しくは該当機種の取扱説明書をご参照下さい。

適切なクリーニングで、積荷・冷凍コンテナとも衛生的に

●ヒレ・皮・内臓等を放置すると腐敗し、アンモニアガスが発生します。
冷凍機では一部に銅・銅合金を使用しており、腐食性ガスの影響を受けることがあります。

●そのためにも定期的に水洗浄を実施して下さい。この時、冷凍機の電源はお切り下さい。
・庫内(ドレンホール・Tレール下を含む)
・エバポレータグリルから冷凍機の中へ、中圧程度の水をホースで散水(TK社製冷凍機の場合)

定期点検(各航海前/1000時間/年次点検)・修理対応

●メーカー規定の点検項目に従って点検を行ってください。
●Thermo King社製冷凍コンテナについては、サービスディーラーにて対応致します。また弊社でも、定期点検・修理対応業者をご紹介可能です。

の部分で「Asia Pacific」「Japan」を選択して検索してください。

SOC(Shipper’s Own Container)として国際海上輸送に使用する場合

●事前にPre-Trip Inspection(運転前点検)の実施をお奨めします。予め不具合箇所の発見・修理を行うことで、航海中のリスクを最小化することにつながります。
●CSCプレートの要件等、船積みにあたっては起用船社様へ詳細をご確認下さい。