上海カルマー社の工場を視察見学 | 短いリードタイム、エコ重視の戦略に驚き

11月下旬の上海は思ったより暖かく、それもそのはず緯度はほぼ鹿児島と同じです。
一言でいうとダイナミックな街、という感じ。
持っていった薄手のコートも必要なくいい天気でなにより。

今回は上海洋山ターミナルに近いCargotec(カーゴテック、本社:フィンランド)の傘下のコンテナーターミナル機器の大手Kalmar(カルマー)社の工場への視察見学を目的に訪問。

 

弊社はCargotec Japanの日本販売協力会社として、今年1月よりKalmar社のReachstacker(リーチスタッカー)を中心に日本全国営業を展開しています。
そのReachstackerは多くの部品を組み立てて完成車を創るという作業が中心で、いわゆる機械音は殆どない比較的静かな工場内でした。

   

製造は各部別に作業しており標準仕様では一台20日程度で組み立ては完了し、念入りにパーツ点検、走行テスト、重量テストを繰り返し5ヶ月前後で出荷状態になるとの説明。とにかく早い。
また工場からは平均一日1-2台、中国国内及び各アジア方面に出荷しているようです。

しかし、近年中国メーカーの安価な攻勢があり、同社はリチウムイオンバッテリーを搭載した電動Reachstackerにも今後力を入れ、一歩も二歩も進んだ機器を世に出すというさすがエコを重視した北欧の戦略には恐れ入った。

一日数社が視察見学に来ることもあるそうで対応してくれた社員も要点を親切に説明してくれ、無駄のない充実した視察見学だった。

by T.F.

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