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骨折記 ~ 想定外の7週間が教えてくれたこと ~
11月初めの週末、早朝の薄明の中、ジョギングに出掛けました。軽く1時間ほど走り、家に向かって信号を渡ろうと軽くダッシュ、前方から来た車を避けるため、左側にステップを踏んだ途端、僅かな段差に左足の小指をひねり、そのまま、体重が乗ってしまいました。
ギシッ、痛みが走り、ちょっと嫌な感じがしたのですが、何とか帰宅しました。
しかし、その後、患部が腫れ、痛みも出てきたので、近所の整形外科医に行ったところ、骨折です、と。
否応も無く、その場でスキー靴のようなギプスを装着され、松葉杖を渡されました。
ただ、その時は、その後、どんな生活が待っているか、全く、実感できず、むしろ気楽な感覚でした。


松葉杖での生活は、しかし、想像以上に体への負担が大きく、本当に、何も出来ません。
左足に体重を掛けないようにするだけなのに、何故、これほど不自由なのでしょうか?
身から出た錆!自分を呪うしかありません。
おまけに、お医者さんに行った際、喉からくる風邪にかかってしまったようで、家人からは「バイ菌」扱いされる始末です。
途方に暮れましたが、幸いにも、社長のご理解で、在宅勤務を認めていただきました。
そうなんです。動けなくとも、パソコンさえ有れば、普通に仕事をこなせ、WEB会議も出来ます。
コロナ禍の緊急避難措置とは異なる感覚で、パソコンを通じて、会社と、皆様と、繋がっている自分を実感しました。また、同じように、色々な事情を抱えながら働いている仲間も多いのだろうと、しみじみ感じました。
多様性のある働き方を認めてくれるEFIに改めて感謝です。
因みに、私の仕事場は、家内が持参したアップライトピアノの上です。

2週間ほどで、ギプスを「シーネ」という簡易型の固定具に変えていただいたお陰で、だいぶ楽になりましたが、いつになったら完治するのか、先が見えない生活が続きます。
それから約5週間、クリスマスも近くなり、ようやく、普通に歩く練習を始めることになりました。お医者さん曰く、刺激を与えた方が癒合しやすいとのこと。しかし、体重を掛けても、本当に大丈夫なのかしら?恐る恐る、ゆっくり、一歩ずつ、歩きます。
ジョギングも出来ず、殆ど外出もせず、これまでの人生からすれば想定外の7週間でしたが、定年退職後も働ける幸せ、家族や職場の友人に支えられている幸せを噛みしめました。
恐らく、新年にはリハビリを開始し、皆様にお目にかかれる日も近いと存じます。
このように、何とか、無事に年末を迎えられますのも、ひとえに、日頃の皆様のご支援、ご指導のお陰でございます。
この一年、皆様から賜りました格別のご厚情に、改めて、御礼申し上げますと共に、皆様の益々のご多幸をお祈りいたします。
皆様、忙しい中で無理をしがちな我々だからこそ、ゆめゆめ骨折などなさいませぬよう、くれぐれもご用心、ご自愛くださいませ。
良いお年をお迎えください!
Y.T.
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