【EFIスタッフインタビュー特別編】コンテナ品質とコスト最適化を支える“縁の下の力持ち”

2026.03.19

コンテナの検査・品質管理を担当し、老朽コンテナの「まだ使える/もう危ない」を見極めている EFI のIさん。
コンテナの基準書やマニュアルとにらめっこしながら、時には見積もりを半分以下にまで圧縮してしまうこともある、社内きっての“目利き”です。

でも話してみると、そのキャリアの始まりは自動車レースの世界。
昼は自動車整備の専門学校、夜は大学というダブルスクールをこなし、自作の車でサーキットを走っていた「機械と走り」の人でもあります。
今回は、そんなIさんに、これまで歩んできた道のりと、EFIでどんな思いを持って働いているのかを聞きました。

※AIで作成したイメージ画像です。

今の仕事は「コンテナの健康診断」

コンテナを“まだ使えるか”見極める仕事

—— まずは、現在の担当業務を教えてください。
Iさん:今は、コンテナの検査と品質管理がメインです。
だいたい使用開始から14〜15年経ったコンテナが対象で、「この先も安全に使い続けられるかどうか」を一本ずつ判断していきます。

コンテナには、細かい基準やルールがたくさんあります。
へこみの大きさやサビの位置、床板の傷み具合など、数字と条件で決まっているものを一つひとつ確認しながら、「これはまだ走れる」「これはもう引退させた方がいい」と見ていきます。

Iさん:仕事としては、社内の品質管理役みたいなイメージですね。コンテナの状態を見て、どこまで修理すべきか、逆にやり過ぎになっていないかをチェックする立場です。

見積もりを“削る”のではなく、ムダをなくす

10万円の見積もりが、2万円になることも

コンテナの検査に合わせて、Iさんは上がってくる修理見積もりもチェックしています。
「これは本当に必要な修理か?」「国際的な基準で考えると、どこまでやれば十分か?」を見極める役割です。

Iさん:写真と見積書を並べて見ると、「これは丸ごと交換しなくても、ここだけ直せば十分だよね」というケースがけっこうあります。
100パーセントの見積もりを50パーセント、40パーセント、最終的には20パーセントくらいまで下げられることもあります。
単に「安くしてください」と頼むのではなく、基準と実物に照らして「ここまでは必須、ここから先はオーバースペック」と整理し直すイメージです。
その結果として、コンテナを使うお客様には適正な価格で提供でき、EFIとしてもムダなコストを抑えられる。「目に見えない利益」を両方に生んでいるのが、Iさんの仕事です。

昼は自動車整備専修学校、夜は大学。自作の車でラリ-競技へ

“好き”だけで走り抜けた学生時代とレース(ラリ-)の日々

Iさんの原点は、若い頃に没頭した自動車の世界にあります。
Iさん:もともと機械いじりが大好きで、自動車整備の専門学校に通いました。同時期に、大学の経済学部にも入学していて、昼は専門学校、夜は大学という生活でした。

※AIで作成したイメージ画像です。

学費も両方払いながら、昼は専門学校、夜は大学へと通い分ける日々。
専門学校ではシャーシやフレーム、ガソリン・ディーゼルエンジンなどを徹底的に学び、大学では貿易や経済の基礎を学ぶという「ダブルスクール」の毎日でした。

Iさん:その頃はレース(ラリー)にもどっぷりで、自分で部品を集めて(購入)車を組み上げて当時の日本アルペンラリ-などで走っていました。この時はトランスミッションの故障でリタイヤせざるを得ずとても残念でなりませんでしたね。あの頃の経験は今でも財産ですね。

「好きだから、とことんやる」。
そのスタンスは、自動車からコンテナの世界に移っても、ずっと変わっていません。

多くの基準から生まれた「Iさん基準」

文字にはしない“暗黙知”の判断軸

コンテナの検査には、IICL や各社独自のマニュアルなど、さまざまな基準が存在します。
Iさんはそれらをすべて踏まえたうえで、自分なりの「Iさん基準」を持っています。

Iさん:いろんな基準書がありますけど、現場で見ていると「同じ傷でも、ここはOK、ここはNG」という感覚がだんだん身についてきます。
それを全部文字にしてしまうと、かえって誤解を生むので、自分の中の暗黙知として運用している感じです。

この「Iさん基準」があるからこそ、デポ側からの見積もりに対しても、「お客様に迷惑をかけない範囲で、どこまでミニマイズできるか」を判断できます。
どこに出しても通用する水準を保ちながら、修理方法等を考え、過剰な修理はしない。そのバランス感覚が、EFIのコンテナ品質を支えています。

営業を支える“縁の下の力持ち”

営業が動きやすくなるように、裏側から支える

EFIに入社してから、Iさんが一貫して大切にしてきたのは、自分の立ち位置です。
Iさん:基本的な方針としては、「営業の人たちが営業しやすくなるように動く」というのをずっと心掛けています。自分は、今はいわゆる縁の下の力持ちですね。

見積もりを精査して適正な内容に整えたり、コンテナの状態を事前に確認しておいたりすることで、営業担当は自信を持ってお客様と話ができます。
「裏側の段取りをきちんとしておいて、表舞台に立つ人が気持ちよく提案できるようにする」のが、Iさんの役割です。
Iさん:前職では、コンテナ改造を含めて営業もやっていました。だからこそ、営業の大変さもよく分かるんです。お客様との会話の難しさとか、条件交渉のしんどさとか…。だから EFI では、自分が裏で支える側に回ろうと思っています。
技術と営業の両方の現場を知っているからこそできる、“支える仕事”。
それが、EFIでのIさんのスタンスです。

クレーム現場でも、人を責めないコミュニケーション

「誰が悪いか」を決めつけず、解決まで伴走する

コンテナやリーファーにトラブルが起きたとき、Iさんは現場に出向いて対応することもあります。
以前、トラブルで、お客様が激怒されていた案件も、その一つでした。
Iさん:最初から「何が悪いか」を決めつけないようにしています。過去に何があったかは一度置いておいて、まずは原因と使い方を丁寧に聞き出すことを意識していますね。
相手の話を途中で否定せずに受け止めながら、「本当はどう使っているのか」「どこで困っているのか」を少しずつ引き出していく。そのうえで、一緒に問題を解決していきます。
Iさん:コミュニケーションって面白くて、相手の気持ちを和らげつつも、でも最後はちゃんと正しい方向に持って行く、みたいな。人を責めるんじゃなくて、「じゃあ、こうしてみましょうか」と提案していくイメージです。
結果として、トラブルは解決し、お客様との関係もむしろ良くなっていきました。
Iさんのコミュニケーションは、問題解決と信頼構築を同時に進めるスタイルです。

好きなことを仕事にできる幸せ

ストレスゼロで没頭できる仕事

ここまで話を聞いていると、「大変そうな仕事ですね」と言いたくなりますが、Iさん本人は少し違う感覚を持っています。
Iさん:正直、ストレスはあまり感じないですね。若い頃から好きだった“機械”と“基準に基づく判断”を、そのまま仕事にしているだけなので。毎日、普通に楽しいですよ。
もちろん、年齢を重ねるにつれて体力的な変化はあるものの、仕事への好奇心はあまり変わっていないと言います。
コンテナに限らず、重機類など、対応領域を広げながら、今も新しいことを吸収し続けています。
Iさん:一番のストレスは…奥さんですかね(笑)。まあ、それも含めて、毎日楽しくやっていますよ。

※AIで作成したイメージ画像です。

コンテナの向こう側にいるお客様のために

最後に、この仕事のやりがいを聞きました。
Iさん:見積もりを見直してコストを下げられたり、トラブルを一緒に解決できたりすると、お客様にも社内のメンバーにも喜んでもらえます。そのときが一番うれしいですね。
コンテナ一つひとつの向こう側には、荷主の方々やその先のエンドユーザーがいます。
Iさんの「Iさん基準」と、現場を支える丁寧な仕事ぶりは、その見えない誰かに、安全でムダのない物流を届けるための、大切なピースになっています。

これからも EFインターナショナル は、Iさんのような“縁の下の力持ち”とともに、お客様の大切な貨物を支えるサービスを提供していきます。