名木百選 その1崖線の「気になる木!」 ― せたがや名木百選

2026.07.01

皆さま、梅雨時の鬱陶しいお天気が続きますが、如何お過ごしでしょうか?

以前、ご紹介しましたが、国分寺崖線(こくぶんじがいせん)は、多摩川が10万年以上の歳月をかけて武蔵野台地を削りとって形成した、所謂、河岸段丘(かがんだんきゅう)です。立川市砂川町付近から多摩川と多摩川の支流・野川、成城学園を流れる仙川の支流・丸子川に沿って続き、丸子川が多摩川に合流する大田区田園調布付近まで約40kmあります。

崖線沿いには、樹林や湧水等の豊かな自然環境が残り「みどりの生命線」とも言われています。そのため、世田谷区では崖線の環境保全・整備の取り組みをすすめ、崖線の自然や文化遺産を紹介する「国分寺崖線発見マップ」を発行しています。

私の住まいは世田谷区瀬田で、二子玉川から見ると丘になっています。「貝塚」があったり、16世紀には、後北条家家臣の長崎伊予守重光が治めており、居城の「瀬田城」があったといわれています。

そのような歴史的背景と自然環境からか、崖線を中心に巨木が数多くあり、世田谷区の「保存樹木」&「名木百選」に選ばれた木々があります。

日頃、散歩やジョギングの途中で見慣れてしまい、それらの存在を当たり前に感じていましたが、改めて、見上げると、木々たちの立ち姿の何と立派なこと!

折角の機会なので、皆様に「名木」の一部をご紹介します。(第一回)

(1)瀬田二丁目けやき公園の「ケヤキ」(名木百選)

元々、長崎家の敷地でケヤキの大木が生育していましたが、保全のため、世田谷区が土地の一部を借地し、公園として開放しています。

(2)瀬田一丁目行善寺の「ヒノキ」(名木百選)

行善寺は、長崎伊予守重光が開基したといわれています。今は小さなお寺ですが、「せたがや百景」の一つで、裏庭から富士山が綺麗に見えます。

(3)セント・メリーズ・インターナショナルスクール周辺の樹林(殆どが「保存樹木」)

セント・メリーズは幼稚園から高校までを擁する男子校で、都内のインターナショナルスクールとしての規模は最大級です。元々、渋沢栄一が興した第一銀行の保養地「清和園」があった場所で、テニスコートや野球場、陸上トラックやプールに加え、「誠之堂」・「清風亭」という建物もありました。

昭和45年に第一銀行と日本勧業銀行が合併する際、この施設は廃止され、大半がインターナショナルスクールの敷地となり、残りは「みずほ銀行(旧・第一勧業銀行)」の社宅(瀬田清和園ハイツ)になっています。

瀬田二丁目広場の「偶」ちゃん。冬になると、誰かが、毛糸のマフラーや帽子を掛けて、お世話をしています。

「第二回」以降もご期待ください。

by Y.T.